数学の勉強の仕方Part96
17:大学への名無しさん2007/05/31(木) 20:10:28 ID:Y0WLEaYO0 BE:222145362-S★(508700) [sage] AAS
3.その反省を踏まえて、自分が何をすべきかを考えます。
「やったはずのことが思い出せていないから、これまでの参考書の問題をひと通り解きなおそう」
「解答を読めば理解できるんだけど、参考書で学んだ知識の応用のしかたのコツがつかめていない。
類題のたくさん載っている標準問題集を1冊こなそう」
「解答が難しくて理解できない。普段からちゃんと模範解答を熟読して、理解して再現できるように練習しよう。
答えがあっていればいいという態度を改めよう」
「自分の知っている範囲内のことは全部できている。解けていない問題は全然自分の力が及んでいない。
ハイレベル問題集に取り組もう」
「見たことある問題だったら解けるんだけど、見た目が新しい問題で思考が停止する。
頭を柔らかくするために、典型問題よりも最新の入試問題を練習してみよう」
といったように。

そういう「自分で自分を観察する」ことを「メタ認知」と言ったりしますが、このメタ認知の作業が重要です。
「解けない。参考書がダメなのかなあ」ではなくて、「解けない。なぜだ。自分の脳に何が足りないのだ。
何を補えば解けるようになるのだ」を探ってください。

この作業は普段の勉強中も重要ですよ。「解けなかった。また明日やりなおそう」ではなくて、
「なぜ解けなかったのか。どこに気づけば解けたのか。次から自力で解けるためには何を覚えておけばいいのか。」
というメタ認知を延々と繰り返しましょう。そうすれば進むべき道が見えてきます。
それを日ごろからやっていれば、「自分は何が分かっていて、何が分かっていないのか。自分の今の実力はどの程度で、
どのレベルの模試ならどのくらい取れるはずなのか」といったことが把握できるようになります。
そういう力を身につけましょう。
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